エアコンの仕組み、ひとことで言うと
「熱を運ぶ機械」です。冷風や温風を「作っている」のではなく、部屋の中と外の間で熱を移動させているのがエアコンの本質です。
① 冷房:部屋の熱を外に捨てる
室内機と室外機の間を、**冷媒(れいばい)**という特殊な液体がぐるぐる循環しています。
- 冷媒は室内機で蒸発し、そのときに部屋の熱を吸い取ります(汗が乾くと涼しいのと同じ原理)
- 熱を持ったガス状の冷媒が配管を通って室外機へ
- 室外機で圧縮・液化され、熱を外気に放出
- 冷えた冷媒がまた室内機へ戻る
これを1分間に何十回も繰り返しています。
② 暖房:外の熱を部屋に運ぶ
冷媒の流れを逆にするだけで暖房になります。外が冷たくても空気中には熱があるので、冷媒をさらに冷やせば外気からでも熱を吸い取れます。これが電気ヒーターよりエアコンが電気代を抑えられる理由です(同じ電気でも、より多くの熱を運べます)。
③ 冷媒って何?
フロンガスの代替として使われる特殊な物質で、非常に低い温度で液体⇔気体に変わるのが特徴です。水が100℃で沸騰するのに対し、冷媒は室温程度でも蒸発するよう設計されています。この「気化熱」を利用して熱を運んでいます。
要するにエアコンは、冷媒という「熱の運び屋」を使って、部屋と外の間で熱のキャッチボールをしている機械です。
※配管の接続部などから冷媒が漏れてしまい、冷媒の量が減ってしまうとエアコンの利きが悪くなる、ひどい時はただの送風状態になることもあります。
また、内部が汚れなどで目詰まりしてくると、取り込む空気の量が減り熱交換が効率悪くなることもあります。
お使いの状況により、適切な頻度で点検、メンテナンスすることは本体の寿命を延ばし、エネルギー効率も良くなるので電気代も必要以上に
掛からず利用していくことが出来るようになります。