そもそも「ガス」って何?
エアコンの「ガス」とは**冷媒(れいばい)**と呼ばれる特殊な液体・気体のことです。室内機と室外機をぐるぐる循環しながら、熱を運んで部屋を冷やしたり暖めたりしています。このガスが漏れると、冷暖房がきかなくなります。
ガス漏れの主な原因
1.
接続部分のゆるみ・劣化
室内機と室外機をつなぐ配管には、フレア接続という継ぎ目があります。取り付け工事が甘かったり、長年の振動でネジがゆるんだりすると、そこからガスが少しずつ漏れます。
☆エアコンの移設や、お家の塗装・防水工事などの後は特に注意が必要です。
2.
配管への物理的なダメージ
室外機まわりの配管が、草刈り機や工事・DIYでうっかり傷ついた場合に漏れることがあります。見た目は小さな傷でも、圧力がかかっているので漏れやすいです。
3.
虫や動物によるかじり傷
ネズミや虫が配管の断熱材をかじり、その下の銅管まで傷つけてしまうケースも意外と多いです。
銅管は傷に非常に弱いので、小さな傷が原因となって割れてしまうこともあります。
4.
銅管の腐食(ぎ酸腐食)
これが近年増えている原因です。家の中のホルムアルデヒドや有機酸(建材・家具などから出る)が冷媒と反応して、銅管の内側から少しずつ穴を開けてしまいます。「蟻の巣腐食(ぎのすふしょく)」とも呼ばれます。
5.
経年劣化
10〜15年以上使っていると、配管の継ぎ目が硬化・ひび割れして、自然にガスが抜けていきます。
6.
施工ミス
最初の取り付け工事の際に、配管の接続が不十分だった場合、最初からじわじわ漏れていることもあります。
年間に数グラム~数十グラムほどの微量な漏れ方が多い為、設置から数年経ってから気づくことが多くなります。
ガス漏れのサインは?
- 冷房・暖房の効きが急に悪くなった
- 室内機や室外機から「シュー」という音がする
- 室外機の配管接続付近に霜がついている
- 電気代が急に上がった
こういった症状があれば、メーカーか専門業者に点検を依頼するのがおすすめです。冷媒ガスは自分で補充できないうえ、資格が必要な作業なので、必ずプロに任せましょう。