冬の寒波で起こる水道管の破裂や水漏れは、実は「水が凍ると膨張する」ことが原因です。
なぜ水道管が破裂するの?
水は凍ると約9%膨らみます。
例えばペットボトルに水を満タンに入れて凍らせると、ボトルがパンパンになることがありますよね。
同じことが水道管の中で起こると、
- 気温が0℃以下になる
- 水道管の中の水が凍る
- 氷になった水が膨張する
- 水道管の内側から強い圧力がかかる
- 耐えきれなくなった部分が破裂する
という流れです。
破裂するのは寒い時ではなく、その後
意外ですが、
凍った瞬間に大量の水漏れ
ではなく、
気温が上がって氷が溶けた時に大量の水漏れ
になることが多いです。
凍結中は氷が栓になっているため気づかず、朝になって蛇口を開けたり、日中に気温が上がったりすると、破裂した箇所から一気に水が噴き出します。
特に危険な場所
6
危険度★★★★★
- 屋外に露出している配管
- 給湯器周辺の配管
- 水道メーター周辺
危険度★★★★☆
- 床下配管
- 北側の外壁沿いの配管
危険度★★★☆☆
- 空き家や長期間留守の住宅
破裂するとどうなる?
- 天井から水が落ちる
- 床が水浸しになる
- 壁の中で漏水する
- 水道料金が高額になる
- 家財や床材が傷む
場合によっては修理費よりも、内装復旧費の方が高くなることもあります。
寒波前にできる予防策
① 少量の水を流し続ける
蛇口から鉛筆の芯程度の細さで水を出しておく。
② 保温材を巻く
- 配管保温チューブ
- タオル
- 毛布
などで露出配管を保護する。
③ 給湯器の電源を切らない
最近の給湯器には凍結防止機能が付いていることが多いです。
④ 長期不在時は水抜き
寒冷地では特に有効です。
凍ってしまった時の対処
やっていいこと
- タオルを巻く
- ぬるま湯をゆっくりかける
やってはいけないこと
熱湯をかける
急激な温度変化で配管が割れることがあります。
「水道管は寒さで割れるのではなく、凍った水が膨張して内側から破壊する」
これが冬の水道管破裂の正体です。